創造的破壊…?〜シャッフルデート中野〜

1/5-8 中野サンプラザ Hello! Project 2010 WINTER 歌超風月〜シャッフルデート〜



正直、個人的にはモベキマスよりずっと楽しめてしまったのですが…
セットリスト自体は定番ばかりだから盛り上がるのも当然なんだけど…それを後ろ向きという人もいるかもしれない。


しかしこのノリと雰囲気、どっかで感じたことあるなと思って考えてみたら、新人公演に似ているのだった。シャッフルデートって、いわばハロ正規軍の出てくる新人公演。エッグの出番がモベキマスより多いということもあるにせよ。


それにしてもモーニング娘。Berryz工房℃-uteも出さないで、ホールで平日4日連続ってんだから、けっこう冒険的な企画ではある。
もともと、いつものメンバーでいつもの曲がいい、というニーズも根強く、いわゆるカラオケを嫌う向きも少なくなかったわけで…でも、そういう人はモベキマスだけ観てくださればいい。安定志向の人たちはまずここで切り捨てている。
特定のユニットにしか興味ない、って人たちはもともとハロコンは回避傾向が強かったわけだし。
一方で、娘。はもちろん、それなりに長く活動してきたベリキューの看板も使わないということは、一般のひとたちに対する訴求力にも欠ける。
ではどうしてシャッフルデートを観に来るかといえば、推しメンが出るから、意外な組み合わせへの期待、ハロプロ全体に対する愛着…と考えると、シャッフルデートは一部のディープなヲタに向けたものでしかないのか?
後ろ向きに捉えれば、そういうことにもなります。


でも、私はそう考えたくない。だって楽しかったから。
ハロプロの可能性は、むしろこちらのほうにあると思ったから。
要するに、出演メンバー個々人の力量と、ハロー!プロジェクト全体の底力。その両方があの場所で試されていた。そして、少なくとも私は十分その手ごたえを感じました。
本当に守りの姿勢だけであったら、モベキマスだけで十分なわけで、
確かにマーケットとしては狭いにせよ、将来につなげていこうとすれば、何か新しいことをやろうとするシャッフルデートの開催は不可欠だったと思います。
実際のところ、事務所やプロデューサー氏がどう考えているのかはわかりませんけども…


もっともシャッフルって言っても、ほんとに臨時の組み合わせは3曲のみで、あとはチャンプルーユニット。あれも最初は違和感がひどかったけど、半年もたてばなんとなく受け入れてしまっている自分がいる。どうせだったらもっと遊んでもよかったと思うんだけど。そういう意味ではまだまだ腰が引けてるともいえた。昔の名前を使ってるっていう点でも。
そんな中、Buono!はやはり別格…ガー4はPARTY TIMEもやってほしかった。


チケの高さも昨年同様、問題になっているようですが(確かにこの不景気に高いんですが)、出演人数が多いから高くなるっていうんだったら、エッグノリメンライブ同様、少数の選抜メンバーによるこういうかたちのライブがあってもよさそう。4日やるんだったら、日替わりで出演メンバーが変わるとか…。実際やるとなるとたいへんでしょうけど、やり方はまだいろいろあると思うんですが。



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