バイバイさわちゃん〜「暗ポップ」〜

赤坂レッドシアター 空間ゼリーvol.11「暗ポップ」(小川麻琴 能登有沙 仙石みなみ 澤田由梨)8/28昼公演


観に行きましたが、これはおもしろかった。
ゲキハロもこれぐらいの水準でやって欲しいが、精神病院の話なんて難しいかな。
まして「サンプル画像700件」のギャグなんて絶対無理だもんな。
あれは高校生役でも一応成人してるのっちが相手だから許されるわけで…
ゲキハロ版「カッコーの巣の上で」とか「まぼろしの市街戦」なんて見てみたいけど。


濃厚というかアクの強い登場人物たち。
それでも中盤は、割とハートウォーミングなところもあって、それでハッピーエンドかな、なんて思ってたら、後半、一気にサイコサスペンスめいてくる。
息を呑むような緊迫感で、収拾つくのかと心配になってくるけど止まらない。
最後の、ナース二人を遅刻させた「人身事故」、さりげなく流してたけど、あれは…
いくつかの謎めいた部分は未解決なまま、スパッと物語は終わって、なんともいえない複雑な余韻を残す。
傑作です。


I do I want(だったと思うけどうろ覚え)という海外のメソッドに基づいていて、
上演するごとに内容は微妙に違うのだそうで、また観てみたいけど、どうも時間に余裕がなく、これ1回きりになりそう。残念。


小川さんはインテリ役が意外といっちゃ失礼だが、えらくはまっていた。
ボケるよりもああいう比較的クールなキャラクターのほうが彼女本来の姿なのかも。


のっち。また中学生に間違われる高校生役で、終始パジャマ姿。前半は珍しくおとなしめ。けっこう出ずっぱり。


ヲタ的視点では、MVPは仙石ちゃん。超かわいいナース。彼女の魅力をきちんとわかっててくれる脚本でありがたい。ゲキハロ1059号に続いてみーたん演劇にハズレなし。


そして、何より今回駆けつけた最大の理由が、当方としてはこれでお別れになる、さわちゃん。
残念ながら、それほど出番は多くないのだけど、しっかりものの妹役をきちんとこなしていた。ほんとにこれでやめちゃうのかと思うと、改めて残念でならない。アフタートークショーのある回で、そこにも彼女が出てきたのはラッキーだった。


パンフに載ってた彼女の言葉。

Q.人生で一番ハッピーだった瞬間を教えてください。


音楽ガッタスに選ばれてCDが出せたこと!! 選ばれたことも奇跡だし、自分の声がCDで聞けたことが感動でしたっ とにかくHAPPYでしたっ

。・゚・(ノД`)・゚・。


またいつかどこかで会えたらいいな、と思う。