シアターアプル「おじぎ30度 オン・ステージ」


水曜、木曜、日曜昼公演を見ました。

FCチケは全落だったし、3月は他にもいろいろと物入りなんで、これはパスしようと思ってたんだけど、
相場が暴落していると聞いて、急遽参戦を決定。
実際、3回とも定価以下で観れて大助かり。2Kで観れた日もあった。転売目的の皆さんはご愁傷様でした。
それにしてもなんでこんなに下がったかな? 確かに回数は多かったし、アプルのキャパもそこそこあるにせよ、娘。の中核メンバー出演なのに。


最初はグッズだけでも見てみようかと思って、ゲネプロの日にも劇場に行ったんだけど、入り口にチラシが2枚ひっそりと貼ってあるだけで、ここで何をやっているかは第3者にはまったくわからない状態。これは最終日までずっとそうだった。これはちょっとどうかと思いました。
それは確かにヲタしか来ないであろうことは予想できるけど、とにかく活動しているのだということをアピールすることも大事だと思うんだけどな。


中に入ると、献花はほとんど土岐田さん宛てのもの(西田史子センセーとか)、娘。にはハロモニぐらいからしか来てない。
土岐田さんは木曜のMCで、アウェーであることを心配していたといってたけど、なんかどっちかっていうと状況的には娘。の方がアウェー感が強かったような。客席にはヲタしかいないにもかかわらず。


内容に関してはいろいろな評価があるようですが、私は十分楽しめました。これぐらいでいいんじゃない?というか、
ハロの舞台に関しては、「白虎隊」「リバース」と、残念な感じが続いてたんで。あれらにくらべれば、脚本もさほど無理がなく、すっきりしていて、つかみのギャグもきっちり決まったし。
娘。のミュージカルやゲキハロみたいに、ユニットのメンバーフル出演のものだけではなく、こういう選抜メンバーによるコンパクトで機動性のある企画というのも今後いけるんじゃないかと思った。っていうか、いってください。


アプルの舞台は横長で天井が低く、シネスコの画面みたい。こうしてみるとガストもおしゃれに見えてくる。ガストなんだけど。
最後のMCでは、必ず誰かがガストに言及するというお約束があった。
ガストは登場当初、近くのすかいらーくが業態転換した店に行ったときに、そのあまりのコスト削減振りにショックを受けて、以来いい印象がなかったんですけどね。諸物価が高騰しつつある現在、どうなんでしょう。大丈夫なんでしょうか。


肝心の娘。たちですが、
高橋さんはさすがの女優ぶり。
当方一押しのさゆは、まあ存在することに最大の意義がある子ですから。それでも木曜のMCで「役に入れ込みすぎてせりふを間違えたんで、あんまり自分に酔うのはやめようと思った」なんてことをさらりと言ってのけるあたり、成長したなあと思う。
亀井ちゃんは、今回はあまり見せ場がなく、おとなしめ。日曜昼のMCで、まだ後1回残ってるのに、土岐田さんにつられてれいなが泣き出したとき、「絵里がまだしゃべってるー」と叫んだあたりは往年のハロモニを思い出したけど、
今回のいちばんの見所は、やはりれいなだったと思う。台詞回しとかは、芝居にうるさい人から見ればダメダメだろうけど、存在感は抜群。ベリキューメンからの支持が集まっているというのもうなずける。謎のじいさん役の名取さんとのからみの部分はある意味最大のクライマックス。れいな推しの人なら萌死に確実。DVDが出たら確認してみてください。