契約解除


芸能人の不祥事ということに関して言えば、いい年をした成人が、たとえば覚せい剤などに手を出しても、比較的容易に業界に復帰しているのに対し、未成年の喫煙などの事例の場合、ほとんどそこでキャリアが断たれてしまう事に、なんだが割り切れないものを感じていましたので、加護さんの件に関しては、やり直しはきく、再びチャンスを与えるという前例になれば、と思っていましたので、今回は非常に残念です。甘いよという方も多いでしょうけど。偉そうに人を断罪できるほど立派な人間でもございませんので。


それにしても、今回はネット界隈、掲示板等での語られ方も今までにない真摯な雰囲気がありましたし、表舞台から姿を消して1年以上になるというのに、これだけ取り上げられるのですから、加護さんの存在がいかに大きかったかを、いまさらながら痛感させられました。ハロプロメンバーの中での一般的知名度という点では、間違いなくトップだったわけですし。
ウェブ、ブログ等でも、これを期にやめられてしまう方も少なくないようです。それ以前に、長く停止していた活動を、加護さんの復帰をもって再開するつもりだった、という方も多かったらしいですね。想像以上に彼女の復帰を待ち望んでいた人は多かった。落胆、お怒りはまことにごもっとも…。


加護さん個人のキャリア、という以上の何かが今日、確実に終わってしまいましたね。
時代、というほど大げさなものでもないと思いますが。
2度目で急な話でないことから、ショッキングな印象は薄いですけど。喪ってしまったものの大きさは、これから徐々にわかってくるのではないでしょうか。


Wスタンバイ糸魚川、アンコールの「ああ、いいな」のイントロが流れてきたとき、本当にうれしそうだった小さな女の子のことを思い出します。今はただ哀しいだけです。