月刊アスキー休刊

遠藤編集長のころはずっと買ってた(「東京おとなクラブ」は何号か持っていたが、実家においといたら親に捨てられてしまった)。現代思想の西田編集長がヒラの編集者として入ってきたりして、ああいう表向きの看板を超えた独特の意味合いをはらんでくる力のある雑誌(一時の「プチフラワー」がすごいSF雑誌になってたときとか)も、今は見当たらない。あるんでしょうか。私が気がつかないだけでしょうか。あったら教えてほしい。
雑誌のおもしろさっていうのは本当はそこにある。ネットがその代わりになってる…とも思えないんだけど。

クイックジャパンとか、ああいうのは違うんだ。あれは看板そのまんまだから、その手の人しか集まらないし、おもしろみも意外性もない。渋谷区・港区限定でしかなくて、「OUT」や「宝島」が持ってたようなパワーはない。

アスキーも、わりとつい最近まで何ページも割いてCPU関係の連載を2つもしていたりとか、まあそれはそれで意義のあることなのかもしれないけど、386とかのころならいざ知らず、いまどきそんなの読みたがる人はいないだろう。休刊号も日本のパソコンの歴史を振り返るみたいな企画なんだけど、買う気がしない。みんな知ってることで、いまさらどうなるもんでもないし、知らない世代の人が興味を持つ内容とも思えない。どうもさびしい終わり方。