鍵盤堂 モーグ博士講演会 & テルミニスト Rom Chiaki ミニライブ

 あのモーグシンセサイザーの開発者、ロバート・モーグ博士(Moog ムーグって言っちゃいけないらしい)の御尊顔を拝見できるというので、雨の中を出かけていった。会場は渋谷駅西口、鍵盤堂のビルの4階。客は30人ぐらい。講演と言っても、博士自身が今までの経歴を簡単に説明。あと質疑応答が3人というシンプルなもの。それでも、カーツゥェル社に勤めていたときは不遇だったとか、モノフォニック・シンセにこだわるのは、楽器は本来その多くがモノフォニックであるからだ、とか、それなりに興味深いことは聞けた
 講演の後、Rom Chiakiという女性テルミニストのライブ。バカラックの「What's new pussy cat」や沖縄民謡など3曲を演奏。テルミンを生で聞いたのははじめて。演奏するテルミンモーグ博士の会社の製品で、MIDIが使える機種。最後の曲は、ミニ・モーグの現行機種、Voygerっていうやつ、それとテルミンを接続しての演奏。
 モーグ博士がサインに応じてくれると言われたが、こういうときに限って、ノートも何も持って来てない。ダメじゃんと思ったら、ちゃんと鍵盤堂さんが色紙を用意してくれていた。無事、伝説的エンジニアにサインをもらって握手。Good Job鍵盤堂。これから楽器買うなら鍵盤堂以外の選択肢はありえない。

http://ikebe-gakki.com/realshop/kenbando/index.php